いま、カラーズ生徒会では「英検準一級取得のため、英単語を覚える」という取り組みをしているそうなので、英単語の覚え方をここに記しておこう。
【前提】成功ルールは人それぞれ
僕はノウハウ系の情報を出すことはあまり好きではない。なぜなら、自分の成功パターンが他人にも当てはまるわけではないからだ。人それぞれ、何が原因でうまくいくかわからない。勉強時間を増やしただけで伸びる人もいるし、ライバルがいることで伸びる人もいる。
成功法則は人それぞれ違うものであるが、失敗法則はだいぶ似通っている。そこで、単語を覚える際のやってはならない勉強法を紹介しよう。
成功法則は人それぞれ違うので、自分に合った勉強法を確立させよう。
やってはけない①:✗時間をかける
人はどのような状況で覚えるかというと、これは2つあって、感情が大きく揺れ動いたときと、集中したときである。感情の話は後ほどお話しよう。
集中力は、長続きするものではない。長時間やっても、やった気がするだけで、勉強生産性はかなり低い。英単語にそこまで時間をかける暇はないのだ。長時間はじめたところで、途中でウトウトするか、スマホの通知があれば、気が紛れて違うことをしてしまうだろう。
時間とノルマを決めよう
だらだらと勉強することを避けるために、予め(あらかじめ)ノルマとかける時間を決めよう。例えば「5分間で100単語」とか。圧力(より少ない時間×量の多さ)をかければかけるほど集中力を高めることができる。
集中力≒圧力=量÷時間
ただし、時間に対する量が多すぎると、パンクしてモチベーションが下がるため、自分にとって一番良いノルマ量を設定すること。
やってはいけない②:✗無感情で覚える
感情が大きく揺れ動くの例でいえば、「恥ずかしかったエピソードは忘れない」ということが挙げられる。恥ずかしかった思い出が今でもフラッシュバックして悶えるという経験はあるだろうか。なければ、担任の先生に「ママ」と呼んでくることだ。
感情が大きく揺れている瞬間は、今という今この瞬間に集中するため、解像度の高い記憶が脳に転写される。これは、生命の危機に対して感情的に反応し行動できうようにするための生存システムが働いているのだ。
やってはいけないのは、ただ無感情に単語を頭に入れようとすることだ。これは眠くなる。眠くなるということは、集中力も切れている証拠でもある。
感情を動かすには
単語に対して、いろんなイメージを含ませてありありと感じることだ。単語単体で覚えるのは難しいので、一文の中に単語を混ぜて覚えるのもよい。
集中力のない人間は、無感情に単語を覚えようとするので、同じ単語を何度も繰り返す。そうではなくて、5分で100個覚えるのであれば、一分で20個覚える必要がある。一発で覚える気概を持って2周くらい単語を確かめて完璧にするイメージでやろう。
このやってやる!という気持ちがあるかないかで、結果は大きく変わる。
やってやろう!という気概が、結果に一番影響する。
やってはいけない③:✗見るだけで覚える
見るだけ勉強はしてはならない。見て覚えるというのは、かなり上級的な勉強方法で、一部の人間しかできないと思ったほうが良い。超集中しなければできない技である。学習密度は高めること。見るだけでは、頭に残らない。
単語であれば、口を動かす、身体を動かす。筆記は、時間がかかるので一度書ければよい。英単語を一度に10回も100回も書いても意味はない。スペルミスをしたら、もう一度見ないで書くくらいで良い。
おすすめ勉強法
さいごに、私が生徒だったらこうする、を書いておく。
- Youtubeを一再生する前に100個覚える。
- トイレに行く前に100個覚える。
- 100個覚えないとトイレから出られない。
- アプリを一回開く前に100個覚える。
- CMの間に30個覚える。
- 友達との集合や、病院などの待ち時間でノルマを決めて覚える。
- 次の駅に着くまでに30個覚える。
- 友達に今日は何個覚えたか自慢し合い、絶対に友達より多く覚えてから寝る。
- 歯磨きしているときに、今日覚えた英単語をさらっと確認する。
やりたいことの前に、単語を覚える作業を入れるのはとても有効。これは筋トレとか他の習慣付けにも役に立つ。