施行日 2020年5月1日
改正日 2020年6月18日
内容
施行前
一人当たり一定の額を生徒会費として毎月支給する。
施行後
当月のミーティングや企画イベントの出席実績に応じて(一人一回あたり350円)、生徒会費を生徒会に翌月支給する。
なお、一人当たりの生徒会費の支給額の上限は2800円/月とする。これは8回分の参加に相当する。
※9回以上のミーティングや企画イベントに参加しても、支給額の上限は超えない。
参加者の確認は議事録で行う。
支給額の申請は、生徒会長または副会長、または生徒会長が任命した者が翌月5日中までに行うこと。
申請手段はラインで塾長まで報告すること。請求書を発行する必要はない。
支給申請例
今月の生徒会費の支給申請です。
Aさん 8回
Bさん 7回
Cさん 8回
Dさん 5回
Eくん 8回
350円×36回=12600円
よろしくお願い致します。
施行日について
2020年5月1日からこのルールに則る(2020年6月の生徒会費支給から)。
塾長から、変更背景について
最近の生徒会の課題点をヒアリングしたところ、「ミーティングの無断欠席や出席率の低下」が挙がりました。これを良しとした運営を続けてしまうと“生徒同士で高め合い、導き合う”という塁義塾の根幹であるコンセプトが外れてしまいます。
生徒会費支給の構想は、生徒たちが自分たちの手によって、自分たちを高めていくため、本部が売上の一部を捻出して、応援の気持ちを形にしたものです。これは同時に親御さんたちの「自立した大人になってほしい」という願いでもあります。
つまり、生徒会費は無条件で与えられているものではなく、所属するメンバーたちの不断の努力と大人たちの願いの結晶です。
仲間たちと、場のレベルを上げていくためには、定期的な接触が欠かせません。
定期接触がなければ、お互いの成長と幸せを心から願うことは難しいからです。それは自分の家族とそれ以外の他人の、優先度の差を考えれば納得できると思います。あまり頻繁に会わない人のことを大切に考えるのは難しいのです。
もしかすると、一人一人が毎回のミーティングや企画に参加することで、生徒会でできることが増えていくという実感を、今まで奪っていたのかもしれません。これは私の反省点でもあります。一人ひとりがお互いにとって重要なメンバーであることを認識してもらうため、このようなルールを作りました。
もちろん、習い事や大会、病気等で参加できないこともあるでしょう。やむを得ずミーティングに参加できなくても、生徒会の何かしらの活動に参加して議事録があればカウントされるので、そこは安心してください。
自由と無法地帯は似て非なるもの
自由は権利ですが、好き勝手行う無法地帯はやがて規制されてしまいます。テストの点数が低いからゲームやスマホを取り上げられた状況と似ています。自分の好きなことをやるのは自由だけど、やることはやってますか?ということですね。
参加率が低いのは、決してその人が悪いわけではありません。必ず理由があります。単純に周知が遅くて知らなかっただけかもしれませんし、その人に役割を持たせることができなかったことから、モチベーションが下がっていたのかもしれません。
あるいは生徒会が目指している世界観が魅力的ではなかったのかもしれません。もしそうであるなら、もっと生徒会がよくなるヒントがその人にあるということです。ぜひ、どうしたらもっと生徒会と仲間がよくなるか、聞いてみてください。
生徒会での課題は、一人ひとりの課題だと思って、どうしたら全体が良くなっていくか?を話し合っていくと良いでしょう。
最後に、こういった課題について普段から考える中高生はそうそういませんから、とても貴重な経験をしていると捉えてください。
ここに所属している生徒たちは、世界を変える力、新しい世界を作る力を持ち、やがて人々を先導するリーダーとなっていきます。人を導くとはどういうことなのかを、この機会から掴みましょう。